出品作家紹介 安田 麻里 氏(ガラス)
安田氏は京都市立芸術大学大学院の彫刻科卒業後、現代彫刻を続けるつもりで、食べていく仕事としてガラスを選んだという。しかしそのままガラスの世界の魅力を知り、立体造形をガラスで作るというようにシフトした。
最近では器などを作る際、表面に凸凹をつける作り方をしている。これはいつも綺麗になり過ぎるガラスの表面に陶器のような手触りを持たせるため。粘土で原型を作った時の手跡を残すため、原型をシリコンゴムに置き換え、石膏で型を取り、そこにガラス粉を詰めて焼成する。今までのフュージングの技法とパート・ドヴェールの技法を合わせている。
2024年5月、大阪での個展を前に脳出血を起こして左半身麻痺になった。そのため昨年の本展は不参加に。退院後は、作っておいたたくさんの石膏型に利き手でガラスを詰め制作を続けている。以前の絵付けの方法と共に、この凸凹シリーズも発展させていく。