第8回「奈良工芸の粋」展 令和6年3月14日(木)~18日(月)
@名勝依水園・寧楽美術館

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令和6年3月14日(木)~18日(月)
@名勝依水園・寧楽美術館

出品作家紹介 上野 孝志 氏(竹工)

 上野孝志氏は、長年にわたり会社員として経理の仕事に携わってきた。35年間勤め上げて定年退職後、自治体が開催している文化教室で陶芸やガラスとともに学んだのが竹工だった。いろいろな条件を考えた結果、竹工を選んだという。

 竹工は、竹を割るところから最後の仕上げまで、すべての工程を自分ですることができる。時間がかかり、根気よく作業するのは、細かい数字を追っていく経理の仕事と、どこか似ているし性に合っていると感じた。「自分で考えて発想して、1年かけて深めていかないといいものはできない」というのが木工の先輩の言葉である(日本工芸会は木工と竹工で部会を組織している)。

 上野氏の竹工は、自由な発想で、自分で表現したいものを好きなように作る。こんなものを作ってみたいと思ったら、半年、1年かけて形にしていくのだ。

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